着付けを独学で学ぶにはどうしたらいい?

着付けを自分で勉強することはできるでしょうか?

自分の着物(留袖、振り袖)を着付ける方法、やり方というのは、経験である程度カバーできます。つまり、努力をこつこつ積み重ねていけば可能です。ただし、本やDVDだけの独学だけでは限界がありますので、周りの詳しい方に積極的にアドバイスをもらい、直してもらうことも必要となります。

つい70年前までは、日本人は誰でも毎日着物を着ていました。そんな時代には「着付け教室」なんて存在していませんでした。

では、当時の日本人はどうやって着物が着られるようになったのでしょうか。

それは、母や祖母から教わって何度も着付けてもらっているうちに、体で覚えてしまっていたのです

水泳のように体で覚えてしまうと一生忘れることはありません

はじめて着物を着たときは、なかなか思うように着れないものです。しかし、料理をするように、水泳を覚えるように、慣れてくると、身体が着付けを覚えてしまうようになります。

そんなために、ぜひ下の手順を参考にしてみてください。

目次

1、本は簡単に説明しているものを。

着付けを簡単に説明した本を購入しましょう。あまり詳しく書いていない本の方が、はじめは良いでしょう。本で基礎を一通り勉強したら実際に着てみます。

本で勉強するのが苦手な人は、基礎だけ着付け教室で習われるのも良いかと思います。

2、最初は浴衣から

慣れないうちは、浴衣からはじめるのが良いかと思います。慣れてきたら、つぎは真夏用のポリエステルの着物と帯で着付けてみましょう。

3、着物着用のイベントへ出かけましょう。

お茶、お花、踊り、食事、など、何とか着れたら、着物着用のイベントへ、どんどん外出していきましょう。

着付けを始めるとともに、お茶やお花のお稽古を始めますと、諸先輩方がいらっしゃいますから、遠慮なく先輩方からチェックを受け、アドバイスをもらえます。

または、着物を購入したお店へ着物で出向いて、着付けについてアドバイスをもらうのも良いです。呉服屋の店員さんは着付けを学んでいらっしゃるので、実践的なポイントを教えてもらえます。

さまざまな着付けに詳しい方に沢山のアドバイスをもらうことが独学のコツです。

何度もアドバイスをもらううち、衿の抜き加減、裾の高さ、衿もとの合わせ方などがだんだん身体で分かってきます。

本だけで上手く行かない

本だけでは上手く着付けられませんから、必ず誰かのアドバイスをもらうようにしましょう。着付けは、衿の高さや抜き加減、衿もとの合わせ方などの微妙なところが美しく着物を着るポイントです。

これらは主観の部分が大きいので、本やDVDだけではどうしても補えきれない部分があります。

もちろん着付け教室へ通うことも否定しません。むしろおすすめします。そちらの方が基本的な知識が身に付きますので、誰かを着付ける際などに、どこへ出ても恥ずかしくない、しっかりとした着付けができるようになるでしょう。

着付けの先生探しについて

着付けの先生については、あなたに合った先生に巡り会えるかどうかがポイントです。

身長は高いですか?低いですか?
あなたはやせていますか?ふっくらしていますか?
腰の張り方はどうですか?

あなたの体型の違いを考慮してくれる先生に巡り会えるのが、結局近道となるのです。

呉服屋で1日体験教室があることも

呉服屋さんで体験教室がありますので、こまめにチェックしてみましょう。ただし、呉服屋さんはそこで着物を買ってもらうために積極的に売り込まれることが予想されますので、気をつけつつ、これ幸いと、いっぱい質問して沢山知識を身につけることも良いことだと思います。

まとめ

真夏が着たら、浴衣で行けるところは浴衣で通します。そうこうしているうちに、どんどん着るのに慣れていくでしょう。

そうなってきたら、こっちのものです。口うるさい評論を言う方も出てきますが、ひとまずはほっておきましょう。

まずは着る楽しさを体験してくださいね。

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